2017/08/31
日本の株価、一時期低かったですが・・・
日本の株価は、2011年の東日本大震災でパニックになって大幅に売られ、日経平均が大幅に下落しました。タイミングも良くなく、民主党政権であまり経済政策に重きをおいていなかったため、日経平均が低いまま、何年も日本は低迷の時代を過ごしました。
ですが、政権が自民党に代わり、アベノミクスがスタートしてからは、経済政策を重視する政権となったため、国民の支持が急上昇し、大幅な株高になりました。
日経平均も、2万円を目指してウロウロ、といったところです。
株高になると、円安になるのはなぜ?
諸外国では、その国の通貨が売られるときは、株価も下がるときです。
ですが、日本の場合は真逆で、株高になるとき、円安になる傾向があります。これは、アベノミクスにはっきりあらわれており、株価が上昇しはじめたこの3年の間に、円は大きく安くなっています。
なぜ、諸外国と違って、日本は株高なのに円安になるのでしょうか?
外国人投資家の存在
それは、国外在住の外国人投資家が多いからだと言われています。
海外のお金では、日本の株式を買うことができないため、円を調達して、株を買います。そのため、株が買われて円が売られて安くなるのです。反対に、株安になるときは、株を売って得たお金を両替し、円が買われるため、円高になるのです。
このように、複雑なしくみで、円と為替の関係は続いています。
FXでは、トレンドが見える
このように、現在はアベノミクスが好調で、安倍政権も長期化の様相を呈しているため、株高円安のトレンドはしばらく続きそうです。FXのトレードとしては、円安になるように円を売っていけば、特に問題はないでしょう。ですが、実際には細かい円高・円安の上下はあります。ですが大きなトレンドとしては、113円~115円の円安傾向にあるのです。
円安って日本にとって良いことなの!?
株高はお金が循環しているということですので、誰にとっても良いことだと考えられます。
ですが、円安はどうでしょうか。日本人は、日本で仕事して日本円でお金を稼いでいますので、そのお金を持って海外にでたときに、円安だと、円の価値が下がってしまいます。そのため、多くの人の資産が実質的に目減りしてしまうのです。
反対に、外国人にとっては、メリットが多くなります。インバウンドで観光客を2000万人に目指している国としては、外国人観光客が増える円安は、歓迎するべきことなのかもしれません。