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FXにはふたつの値段がある!?スプレッドとは何!?

time 2017/08/30

FXにはふたつの値段がある!?スプレッドとは何!?

FXには、ふたつの値段がある!?

ニュースなどを見てみると、「1ドル103円60銭~63銭の間で取引されています」というようなフレーズが出てくることがあると思います。これは、1ドルを購入するにあたって、1ドルを買う場合は103円63銭、売る場合は103円60銭であることを意味しています。

この場合は、スプレッドは3銭になります。3円の100分の1という桁数になります。スプレッドは、通貨ペアに日本円が含まれている場合、「銭」という単位で数えます。しかし、ユーロ米ドルのように、日本円を含まない場合は、「pips」と呼ぶ場合もあります。

スプレッドとは、日本語で「幅」という意味をさしています。FXでも、この幅、つまり広さや広がりと言った意味で使われています。

FXにおけるスプレッドとは、売り買いする時のレートの差です。それが、FX業者にとっては手数料になるのです。スプレッドによって、FX業者には利益が生まれます。

ドル円を売り買いするときに、買い取引のレートに1銭上乗せして、取引レートを設定します。この1銭というのは、FX業者によって異なるのですが、これがスプレッドです。

売値と買値に差をつけて、スプレッドを設定し、取引を行ってもらうことで、FX業者は利益を出せる、というわけです。

ですが、業者によってスプレッドの幅は異なります。0.3銭など、かなり狭い範囲で設定している業者なども存在します。FXは証拠金があるので、取引金額を業者に預けているので、信頼があるため、このような低いレートでのスプレッドの設定が可能となるのです。

 

スプレッドが違うと、コストが異なる

スプレッドが3銭の場合と、0.3銭の場合を考えてみましょう。取引数量が1万通貨の場合、スプレッドが3銭の場合は、コストは300円となります。ですが、0.3銭の場合は、コストは30円で済むのです。一回あたりの取引コストの差は、250円となります。少ないでしょうか?ですが、実際には、FXに慣れてくると、何度も取引することが考えられます。一ヶ月の間に、合計で100万通貨の取引をすることも珍しくありません。その場合は、コストはそれぞれ、3銭の場合=30,000円のコスト、0.3銭の場合=3,000円のコストとなります。実にスプレッドの違いはわずかに見えても、取引回数を重ねることで、実際にかかるコストの差は、非常に大きなものになってしまいます。

 

スプレッド0銭は実現可能!?

スプレッドは、実質的に、利用するこちらの側から見ると手数料です。そのため、スプレッド幅は少ないほうがよく、できれば0銭に近づいてくれたほうがありがたいのです。ですが将来的に、スプレッド0銭ということも考えられます。FX業者は、あなたから受けた注文と反対の売り買いを行っています。その際に、複数の業者とやりとりすることで、売り買いの注文レートがとても安い業者を選ぶことによって、相手先のスプレッドが0銭に近づきます。このため、あなたのスプレッドを0銭に近づけることができるのです。将来的には、スプレッド0銭ということも考えられます。そうなると、取引にかかるコストが不要になるので、よりトレードを楽しむことができますし、利益も大きく上がります。また、FX業界全体の活性化にもつながるでしょう。

 

スプレッドは、通貨ペアによっても異なる

スプレッドは、単に幅、狭さ、広さを意味しています。そのため、FX業者や通貨の組み合わせによっても、スプレッドは異なってきます。同じスプレッドを出している業者があるのであれば、固定スプレッドのほうが良いですね。

買取価格と売却価格に差をつけて、同時に提示することが基本となっています。これがスプレッドです。大抵の場合、最小スプレッドは、0.3銭になっているケースが多いようです。マイナーな通貨ペアの場合は、6.0銭などの場合もあります。

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