2017/08/31
ファンダメンタルとテクニカル、それぞれの良さ
相場を動かすさまざまな金融関係、雇用関係の指標などを分析して、FX、為替の動きを予想するのが、ファンダメンタル分析です。
一方で、チャートの動きをみて、過去の動向を分析し、次の値動きを予測していくのがテクニカル分析です。
FXでは、主にこのふたつの分析手法がありますが、どちらが良いのでしょうか。初心者にとっては、テクニカル分析のほうが良いと考えられます。その理由は、たとえば、取引額が多くて、チャートが一定方向に進んでいる場合、トレンドが強いと考えられるからです。
取引額が少なければ、トレンドが反転するなど、未来の動向が読みにくい可能性がありますが、取引額が多ければ、その分だけそのトレンドを形成する力が強く、流れができているものだと考えられます。
初心者も見ておきたいファンダメンタル分析
ですが、為替の市場はさまざまな要因で変わるため、世界的に大きなインパクトを与えるイベントは、おさえておいたほうがいいでしょう。
たとえば、イタリア大統領選挙や、ドイツの総選挙などが控えています。イギリスのBREXITは市場に大きなインパクトを与えましたし、アメリカの大統領選挙も、事前の予想とは大きく異なり、市場に混乱をもたらしました。
初心者のうちは、大きなイベントの直前は取引をすべて精算し、ノーポジションで迎えるほうがいいでしょう。
ファンダメンタル分析は、指標が複雑で非常に難易度が高いです。多くの機関投資家がファンダメンタル分析を行い、それでも予想を外しているのですから、初心者の場合は、ノーポジションのほうが良いでしょう。
ファンダメンタルとテクニカル
どちらが良いかというと、初心者のうちは、テクニカルでトレンドが強い時流に乗って、円高か円安かの流れに沿っていった方が良いでしょう。トレンドが強いとは、取引額が大きいということです。取引額が大きくて、傾向がはっきりあらわれているチャートに乗るとよいでしょう。