2017/08/31
FXにはリターンがある分リスクもある
FXをトレードして、為替の値動きを楽しみたい、投資をして、お金を増やしたい、そう思っていますよね。ですが、FXは元本保証の取引ではありません。リターン（利益）がある分、リスク（損失）が存在します。
FXをトレードする際には、そのリスクを知ることが大事です。では、FXにはどのようなリスクがあるのでしょうか。見ていきましょう。
為替が思った通りに動かないリスク
為替は、必ずしも自分が考えたように動くとは限りません。自分が、この条件では円が買われて円高になると思っても、反対に円安になったり、このイベントでは、結果として円が売られて円安になるだろうと考えても、逆に動いて円高になってしまったり、そうしたことはざらに起きます。
そのため、必ずしも自分が考えたとおりに相場が動くわけではないので、為替が読みにくいというリスクがあります。これが、金（ゴールド）現物の投資などであれば、有事に金が買われて値上がりすることはほとんどのケースで想定されますので、あまり自分を裏切るような値動きにはなりづらいのですが、為替の場合は、実は全体的な傾向はわかっても、どちらに動くかは非常に読みにくいというのが挙げられます。
全体的に、いまは円安株高を政府が誘導しており、円安トレンドなのですが、国際的にテロが起こったり、グローバリズムに反対する流れが起きたりした場合などは、「有事の円買い」で、円が買われて円高になる可能性もあります。どのような為替相場になるかは読むことができず、プロのFXトレーダーでも損を出してしまうことがあります。国際的に何が起こるかはわからない世界情勢のなかで、取引を続けることは、ストレスにつながります。
のめり込みすぎてしまって、気がついたら結構な損失になっていた、、、というようなことも起こり得るのです。
トレードをしていて、損を出してしまってはもったいないです。あまり為替のトレンドに振り回されず、マイペースをつらぬくことが良いでしょう。
レバレッジがかかって損失が大きくなるリスク
FXでは、少額の証拠金にレバレッジをかけ、大きな額の取引が可能です。これによって、大きな利益を出すことができるようになるのですが、トレードする金額が増えるということは、損する金額も増えるということでもあります。証拠金以上に損をしてしまえば、持ち出しであり、最初の資金計画が狂ってしまいます。レバレッジをかけると損失が大きくなる可能性が高まりますので、FX取引になれるまでは、あまりレバレッジは大きくかけすぎないようにしたほうが良いでしょう。
ロスカットにおけるリスク
ロスカットとは、ポジションの損失がある一定レベルに達したときに、更なる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを強制的に決済する制度のことです。このロスカット・ルールが設けられていないと、預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない事もあります。 つまり、ロスカット・ルールという決済により損失が確定するものの、原則として最低限の資金は温存されることになります。ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資産以上の損失が発生する可能性があるので、FXは必ず余裕資金で取引するようにしましょう。
リスクを知って、気を引き締めよう
FXには、さまざまなリスクがあります。そのリスクを知ることで、より深くFXを理解した上で、トレードが可能です。FXの仕組みをよく理解した上で、トレードに入りましょう。今回は、FXの代表的なリスクについてお知らせしました。他にもリスクはありますので、随時ご紹介していきたいと思います。とくに、金銭面でマイナスが出る可能性があるのが、大きなリスクの要因です。FXの仕組みをしっかり勉強して、リスクをできるだけ減らせるようにしましょう。
